生前贈与対策テクニックNo.1|連年贈与で財産を減らす
■基礎控除を利用すれば無税で贈与できる

一度に多額の財産を贈与すると重い贈与税がかかります。そこで、財産を小分けに、
できるだけ多くの人に繰り返して行うのが生前贈与の王道となります。
贈与税には年間110万円の基礎控除がありますので、この範囲内での贈与なら、
無税で財産を移転することができます。
■基礎控除でどれだけ効果がある?ケーススタディで検証!
スタディ
それぞれ1人ずつ孫がいる
現在の財産:3億円
推定相続人:妻、長男、長女(法定相続分どおりに相続)
3人の相続人に110万円
ずつ10年間贈与した場合
3人の相続人に310万円
ずつ10年間贈与した場合
孫を加えた5人に110万円
ずつ10年間贈与した場合
[相続財産] 3億円
相続税額・・・・・2300万円
[贈与財産] 3300万円
[相続財産] 2億6700万円
贈与税額・・・・・0万円
相続税額・・ 1787.5万円
合計 ・・ 1787.5万円
512.5万円の節税
[相続財産] 3億円
相続税額・・・・・2300万円
[贈与財産] 9300万円
[相続財産] 2億700万円
贈与税額・・・・600万円
相続税額・・ 1037.5万円
合計 ・・ 1637.5万円
662.5万円の節税
[相続財産] 3億円
相続税額・・・・・2300万円
[贈与財産] 5500万円
[相続財産] 2億4500万円
贈与税額・・・・・0万円
相続税額・・ 1512.5万円
合計 ・・ 1512.5万円
787.5万円の節税
(1年間の贈与財産の合計額-基礎控除110万円)×速算表の税率-速算表の控除額=贈与財産
贈与税の速算表
| 基礎控除後の課税価格 | 税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 200万円以下 | 10% | ― |
| 200万円超 300万円以下 | 15% | 10万円 |
| 300万円超 400万円以下 | 20% | 25万円 |
| 400万円超 600万円以下 | 30% | 65万円 |
| 600万円超 1000万円以下 | 40% | 125万円 |
| 1000万円超 | 50% | 225万円 |
■こんな連年贈与は危ない!
× 現金で渡している
⇒ 銀行振込を利用して証拠を残す
× プレゼントのつもりで、内緒で積み立てている
⇒ 受贈者に贈与の事実を伝える
× 贈与者が銀行口座を開設し、通帳を保管している
⇒ 受贈者自身が口座を作り、通帳と印鑑を管理する
× 毎年の同じ時期に一定額を振り込んでいる
⇒ 贈与の時期をずらし、金額にも変化をつける







